2014-06-07から1日間の記事一覧

中央薬事審議会-委員の利害関係で認可が決まる

中央薬事審議会とは、治験データとセットで認可申請された薬を、承認するかどうか決める機関だ。しかしこの審議会の実体もお粗末なものなのだ。 たとえば89年に、クレスチン(呉羽化学)という、キノコを元につくられた抗ガン剤が中央薬事審議会で再審査を受…

治験-データ捏造の問題

国内で薬を製造販売するためには厚労省の認可を受ける必要がある。認可申請にあたって提出されるのが、どの程度その薬が有効かを示す治験データである。 たとえば抗不安薬においては、日本で認可されているもののうちの半数が国産薬である。外国産薬に頼りっ…

新薬開発-商品開発できない製薬会社がなぜ生き残れるのか

新薬の開発だが、日本の製薬会社ははっきりいってロクな薬を開発できない。一部には、三共製薬のメバロチン(高脂血症治療薬)、田辺製薬のヘルベッサー(高血圧治療薬)、吉富製薬のデパス、リーゼ(抗不安薬)といった素晴らしい薬もあるが、日本で開発さ…