高齢者総合相談センター運営事業

 

 

 

 高齢者や家族が日常生活で直面する広範多岐にわたる心配ごと・悩みごとなどに、総合的かつ迅速に対応するために、都道府県ごとに高齢者総合相談センター(シルバー110番)が設置されている。

 専門家が高齢者等からの電話相談などに応じるとともに、市町村の相談体制支援のための情報提供、福祉機器の展示、情報誌の発行などを行っている。電話による相談の利便を図るために、プッシュホン回線電話であれば全国どこからでも#-8080(ハレバレ)で利用できる。第3節 健康づくりと社会活動促進対策

1 在宅高齢者に対する支援対策の総合的実施

 高齢者に関する保健・医療・福祉の各サービスの調整と総合的推進を図ることを目的に、高齢者サービス総合調整推進事業が実施され、都道府県一指定都市レベルに高齢者サービス総合調整推進会議、市町村レベルに高齢者サービス調整チームが設置されている。

 65歳以上の高齢者の9割近くは介護の必要のない元気な高齢者である。こうした人に対しては、健康の保持・増進のための対策に加え、スポーツ活動、ボランティア活動への支援などの生きがい対策と、寝たきり予防対策が重要になっている。痴呆や寝たきりにならないで生活できる健康寿命の延伸を図ることが大切である。